リンゴループについて!
iPhone修理のクイック千葉津田沼店です!
修理科目には部品を交換する
- 画面交換修理(有機EL)
- バッテリー交換修理
- ドックコネクタ交換修理(充電ケーブルを挿すところ)
- スピーカー修理
などが御座いましてこれらの修理は部品を取り替える事により症状が改善されます。
今回の豆知識は『ソフトウェア修理』という修理科目についてです。
題名の『リンゴループ』という症状をご存知でしょうか。
画面割れやバッテリー交換と比べるとお問い合わせの数は少ないのですが、電源ボタンを押して端末を起動する際にリンゴのマークがついたり消えたりを繰り返し、全然待ち受け画面にたどり着けず、起動不良を繰り返す、そのような症状のお問い合わせをいただくことがあります。
つまり、いつものアプリが並んだホーム画面まで立ち上がってくれない。ということです。
お使いのiPhoneが画面など割れてたりしない全くもって綺麗な状態であってもこのようなリンゴループになる可能性というのは十分にあります。
原因の特定は難しいのですが、ソフトウェアに起因としている場合と、ハードウェアに起因としている場合があります。
では何が起きているのか。
簡単になりますがご紹介致します。
有力な原因①
ソフトウェアアップデートが上手くいかなかった。
有力な原因②
データがパンパンでシステム障害が起きている。
有力な原因③
内部の部品の一部が破損している。
と他にも色々症状の種は存在しますが、大きく分別するとこのような感じになります。
①から順に説明していきます。
①ソフトウェアアップデートが上手くいかなかった。
Apple商品には定期的にソフトウェアアップデートが来ますね。
これはAppleさんが端末に新機能を配布してくれたり、昔のシステムを更新して最新版(ウイルス対策)みたいなものを配布してくれてたりします。
大きいアップデートだと画面の雰囲気などもガラッと変わりますね。
さて、このアップデートが上手くいってないという事が実はあります。
アップデートというのは大概の場合、そのアップデートファイルを『ダウンロード』して『インストール』する。という流れで行われますが、このインストールが結構時間が掛かります。
ここで何だ?壊れてるのか?と思って電源を入れ直してしまったり、変わらないから一度中止してまた再開しよう。なんて事が意外に危ないです。
他にもiosのバージョンアップをしている途中でWi-Fiが切れてしまったり、電源が切れてしまったりもリンゴループの原因になりますので注意しましょう。
インストールが終わるまではジッと我慢して携帯を使わないことをお勧めいたします!
アップデートはこれまで半年に1度くらいは間違いなく来てますね。
そのアップデートが上手く行かないとリンゴループになることがございます。
中のデータ等に関してはこの段階で消えたりしないのでご安心ください♪
それでは②の説明に行きます。
②データがパンパンでシステム障害が起きている。
iPhoneには16GB・32GB・64GB・128GB・256GB・512GBとストレージが用意されていますね。最近の端末はほとんど64GB・128GB・256GBあたりになりました。
iPhoneの性能も良くなりカメラアプリで撮った写真もなかなかファイルサイズがデカイです。
動画は余計にですね。
さてこのようなファイルがバシバシお使いのiPhoneに入りますとやはり端末には負荷がかかります。
少し入り組んだ話になりますが先ほどのアップデートファイルに対してiPhoneは最初から少しストレージを確保しております。
新品でiPhoneを購入した時、まだ何のデータも入っていないのに
56GB/64GBなんて表示されてるのを見たことは御座いませんでしょうか。
あのなくなってる部分はAppleの取り分です。
失礼しました。
この最初から取られている部分がソフトウェアアップデートファイルをダウンロードする為などを目的に最初から確保されてるストレージになりますね。
②のデータがパンパンというのはそのシステムを保管するストレージがパンパンになることや写真や書類、アプリ等をダウンロードする普通のストレージがパンパンになることによる経年劣化のことを主に指します。
このようなデータに関してはこれまでと変わらず『バックアップ』を取っておくのが一番いい方法です。
Appleの提供しているiCloudにはストレージ拡張機能というものがございます。
50GBは130円/月で御利用いただけるので写真が多くなって来たと感じられるようになったあたりでこのような外部ストレージの利用をご検討されるのがいいかと思います。
設定などでもwifiに繋がれたらバックアップを開始するといった自動のシステムも簡単に設定できますのでこちらも別の記事で紹介致します!
さらに連絡帳やLINEのトーク履歴等もこのiCloudでバックアップできるので例えば仕事の大切な連絡や恋人との連絡もしっかり保護できます。
安心ですね。
このようにもともとのストレージを圧迫しすぎないように気をつけるだけでこの②が原因でリンゴループになることはほとんど御座いません。
最後に③の症状
③内部の部品の一部が破損している。
画面割れやバッテリーの消耗に関しては使っていれば何となくわかるかと思います。
画面は割れていれば一発ですしバッテリーも熱くなることや設定から消耗度を確認することもできるので見ればわかるかと思います。(バッテリーに関する記事に詳しく書きます)
本体の容量目いっぱいの状態で使用していたり、経年劣化だったりすることがあるようなのですが、基板上のメモリを保存する箇所が故障してしまい、起動に必要なデータをうまく読み込むことが出来ない状態に陥ってしまうとリンゴループになってしまうことがあるようです。
iPhoneだけでなくスマートフォンは部品と基盤がコネクタで接続されているのが大概です。その基盤側がおかしくなってしまっていることによるリンゴループが存在します。
もちろん内部にもバイブレーションや近接センサー(電話してる時に画面が暗くなってくれる)などがありこのような部品の損傷も十分考えられます。
そもそも!!!
立ち上がりのリンゴのマークの時は部品に準備できた?と問いかけている状態です。
カメラOK!
画面OK!
マイクOK!
よし!立ち上がります!!!
といったソフトウェアが組まれています。
そこで問題がある部分があるから何も進まないリンゴループという症状が出る。
そんなケースも多々御座います!
3つのリンゴループになる原因を紹介しました。
他にもバッテリーが問題だったり、アプリ間の干渉の問題だったり、保存しているデータの問題という可能性もあり、原因の特定が非常に難しいのがリンゴループです。
リンゴループの修理は端末をリセットするかソフトウェアアップデートをやり直すことでしか根本からの解決にはなりません。
ですがお客様自身で復旧に向けてできることも御座います!
ソフトウェアが原因だった場合には、お客様自身の作業で復旧できる場合もございます。
復旧作業の仕方をお伝えします。
強制再起動
iPhone 5、5s、6、6Plus、6s、6sPlusの場合には【電源ボタン】と【ホームボタン】を同時に長押しし、強制再起動を試すことができます。
iPhone 7、7Plusの場合には【電源ボタン】と【音量下げるボタン】同時に長押し
iPhone 8、8Plus、X以降の端末の場合には【音量上げるボタン】→【音量下げるボタン】→【電源ボタン長押し】
この作業をし、起動できるか試して見ましょう。
パソコンをお持ちではないお客様、パソコンに繋いでも治らなかったというお客様は当店にお持ちください!
まずは専用のソフトを使用し、リンゴループの解除を試みます。
約70%はこのソフトウェア修理で治ります。
リンゴループになってしまった際には、まずは上記の【お客様で出来ること】を試してみてください。
復旧できなかった場合、よくわからないというお客様は、クイック千葉津田沼にご相談ください!
☆データそのままで復旧できる場合と、リセットされてしまい、データが全て消えてしまう場合がございます。
☆修理に関しての注意点☆
・バッテリーなどのハードウェアの部分の故障の場合には、原因箇所を特定し、その部分を修理します。バッテリー、画面、ドックコネクタ、近接センサー、別の新しいパーツを取り付け、起動できるかチェックします。
・水没後のリンゴループで多いのが近接センサーを外した状態で電源をつけると起動する場合があります。この場合にはその後の使用には耐えられないのですが、データを取り出せる状態までは修理ができます。
・これらを試し、復旧できなかった場合でも、基盤修理によりデータが取り出せる可能性があります。この場合にはお預かり修理となります。ただ、データを取り出すための基盤修理の場合にはデータを取り出し、本体自体は使用できない場合もございます。
・このデータを取り出すための基盤修理は、本当に最終手段となります。